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皆さんこんにちは!
株式会社ポーテック、更新担当の富山です。
目次
~なぜ“プレキャスト”が選ばれるのか?現場目線で考える~
今回は「コンクリート二次製品(プレキャスト製品)」を用いた工事の利点や、今後の課題についてご紹介します。
近年、施工現場の省力化・効率化を背景に、「プレキャスト化」が進んでいます。特に高速道路、橋梁、河川護岸、宅地開発などの現場では、現場打ちではなくあらかじめ工場で製造された二次製品を組み立てる工法が注目されています。
現場でコンクリートを打設・養生する時間が不要なため、大幅な工期短縮が可能。
天候の影響も少なく、工程管理もしやすくなります。
工場生産であるため、材料配合・寸法・強度・外観の品質が安定。
厳しい品質管理体制のもと、熟練オペレーターによる製造が行われるため、ばらつきのない仕上がりが期待できます。
重機による据え付け中心となるため、現場作業員の作業負担が軽減。
同時に、高所作業や型枠解体などの危険作業も削減され、安全性が向上します。
現場での廃材発生が少なく、産廃処理コストの削減にもつながります。
また、騒音や振動の抑制といった近隣対策としても有効です。
とはいえ、すべての現場で万能というわけではありません。以下のような課題もあります。
大型製品は輸送に制限があり、搬入ルートや交通規制、クレーン作業の調整が必要となります。
複数の二次製品をつなぐ部分で、止水や強度の確保が必要になります。
設計時点での検討と、現場での精度ある施工が不可欠です。
現場ごとの細かな地形差・施工誤差に対しては、柔軟な調整が求められる場面もあります。
現場打ちのような自由度がやや劣る点がデメリットになることも。
プレキャスト製品は、施工の「省力化」「安定性」「安全性」を実現する、非常に有効な選択肢です。
一方で、適用にあたっては「輸送計画」や「ジョイント部の処理」、「現場の寸法管理」など、計画段階での綿密な調整がカギとなります。
次回は、そうした二次製品が**どのように作られているのか?**という視点から、製造工程と品質管理についてご紹介します。
次回もお楽しみに!
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